長い緩やかな坂道、
息をきって自転車をこぐこぐ。
始めは寒くてもだんだん身体が温まりニットの下にうっすら汗が浮かんできて
「もうちょっと走りたいな」と思いだしたところで駅に着き電車に乗り換える。
最近と冬の運動不足解にといままで乗り継いでいた駅まで4駅分
走ることに決めてからバイクにはすっかり乗らなくなった。
毎年春が訪れて驚くのは
冬を越えた身体がコチコチに固まっていること。
そうやって気候が変わり身体だけでなく心が喜ぶと
寒さで凍えてたのは身体だけじゃなかったのかもと思う。
身体は心よりも正直なことが多くて
正直に応え、いろいろなことに気づかせてくれる。
辛くても嬉しくてもどちらでも正直に汗をこぼす信頼できる相棒。
寒いときもできる限り動かし暖めてあげたい。
コチコチに固まってしまって汗のかき方を忘れてしまわないように。
いつかまた必ず訪れる春がやって来たときにもっともっと喜べるように。
動かして温まった身体に入ってくる冷たい空気は
とても気持ちがいい。
一日のうちの数十分が特別な時間になる。
相棒とこぐ自転車。
長い緩やかな坂道を
お互いに息をきりながら。
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